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ドビュッシー:遊戯

ブーレーズ指揮パリ音楽院管弦楽団(DOCUMENTS)1966パリlive・CD

荒々しいオケを使って一寸耳障りな響きをも克明に描き出し、ラヴェルらとの同時代性、前衛性を浮き彫りにしようという意図は伝わる。リアル過ぎるというか、雲の向こうでモヤモヤするドビュッシーを引きずり出し裸に剥いて露に曝け出すような演奏ぶりで、とにかくリアルである。バレエ構想に基づくものであるという実用音楽的側面をしっかり踏まえた演奏とも言える。が、雰囲気を敢えて作らず動きそのものに語らせるばかりか、もっと言えばシェルヘン張りの音の彫刻の深さがあり、同曲の本来あるべきと思うダイナミックな形をスクリアビンの管弦楽曲のように噎せ返るような表現までも含めて「創作」していくようで、もはや描写的意図からも外れた一個の大管弦楽曲を仕上げている。かつてこの作曲家指揮者が時折やっていたエキセントリックな音楽がここでも熱狂しており、まるでフランスよりドイツ音楽のような重みをもって迫る。静かな場面での響きの美しさはまさにフランス音楽のイメージそのものだが、暴露的な不協和音(これはポー劇として構想されたアッシャー家断片を想起する悪魔的なものだ)との落差は激しく、シェルヒェンのような賛美はできるが、品は良くない。
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