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ミヨー:2台のピアノと管弦楽のための協奏曲第1番

ジョワ、ロビン(P)ロザンタール指揮ORTF(ina配信)1972/1/31放送

最近思うところがあって聴いてないが、アイヴズを聴く私は「音の洪水」が好きである。音の奔流に有無を言わさず押し流されていくところに岩があって必死でしがみつく。洪水には秩序が無い。ミヨーをよく聴くのもそういう側面がある。アイヴズにせよミヨーにせよある程度独自の方法論に従って作曲してはいるが、聴く者に意図が伝わらない、伝えようとしていないところもある。この曲も相変わらず小洒落た細かい装飾音をなぜか「合奏」させてごちゃっと潰れて結局ノイズ化するようなところが多々見られるが、これはロザンタールの指揮技術とかオケの技巧的問題というものではなく書法的問題で、しかもミヨーはそういった無理のあるスコアを細部まで徹底しようとしていたのか、全オケが鳴る部分での豊満な不協和音にはミヨー特有の複調性が、一般人にはただの不協和音としか聴こえない、そういう事象は多作家のミヨーの作品の「多く」に共通する「問題」でもある。ただ、私にはなぜかそのノイズが心地いい。この作品もそういったわけで、ミヨー後年の凡作群の中では演奏機会のある方の佳作だが、その長さを耐えきれるか、唯一の「すがる岩」としての明確なメロディが(いつものような1楽章冒頭だけでなく)3楽章にも表れるので、爆ぜるように奏でる二台(二台必要なのか?)のピアノの美音とともに楽しめる要素はある。ロザンタールなので発散的で色彩的なのが逆にミヨーの(普通の耳からすると)悪いところを助長することになっているが、そこはそれ、各楽器のはなつ美音でなんとか。良好なステレオ。
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