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ブラームス:交響曲第4番

クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団(lys他)1938-39・CD

冒頭から僅かつんのめり気味に漲る音、目の詰まったブラームスの書法にオケはやる気十分に、だがあくまでクーセヴィツキーの毅然とした、情を交えない表現に沿って進んでいく。ブラ4を中年男の悲哀とか枯れ葉の落ちるような冒頭とか形容することがあるけれど、ここには只の男らしさしかない。フルートなど巧みな木管楽器の音色に艶があるのみで、ブラスは破裂するような発音で弦のアンサンブルを援護射撃する。そのような調子なので、三楽章の舞曲に突入しても唐突感が無い、即物主義的である。だが四楽章になると表情の変化が顕著になる。テンポは落ち、音響が途端に深みを増してくる。構成された情緒的な揺れがクーセヴィツキーらしさを一気に醸す。変奏はけしてカラフルに転換されていくわけではなく、一本調子ではあるのだが、結末に向かってしっかりフィナーレとして意識された演奏ぶりで、やや作為的にも感じるところはあるが、最後は割とあっさり終わる。クーセヴィツキー自身はそれほど思い入れている感じはないものの、どこもそうなのだろうが、オケはブラームスとなると、他のよくわからない新作をやるのとは意識が違うようだ。
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