ワグナー:ニュールンベルクのマイスタージンガー~一幕への前奏曲

シリングス指揮シュターツカペレ・ベルリン(polydor/Preiser Records)1924・CD

3つの抜粋がCD化されており、前奏曲は別録音もあるとのこと。webで聴ける抜粋もあり、この音源はAmazonデジタル配信ほかで聴くことが可能である。SP期特有の緩さはあるが、かっちりした構成感に毅然とした発声への志向が聞いて取れる。テンポの揺れはフワフワした聴きにくいものではなく意思的に現れ、格好が良い。フルトヴェングラーに引き継がれたものは確かにあるだろう。この時代にこの曲の録音は多いほうだが、時代的に弦楽器の音に重厚さを求められないからおすすめはできないものの、中欧的な構造性より流れ(重厚な流れ)を重視した演奏ぶりは個性である。ナチに真っ先に賛同した指揮者・作曲家として誹りは免れ得ないが、それでもこの音楽は、一流ではないにしても、聴き応えがある。
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