オネゲル:交響曲第2番

ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(DA)1953/3/27live

RCA録音の直前のライヴというが、悪いモノラル音で轟き渡る凄まじい音楽である。これはパリ音楽院管弦楽団との戦中録音に等しい激しさを叩きつけた異様な演奏で、20分というスピードで駆け抜けることもさることながら、オケの性能の分だけメリットがある。中欧的な響きを持つ弦楽器のアンサンブルにはひたすらザクザク斬り合ってゆく怨念のようなものが感じられる。モノラルであるせいもあるが外へ向かっていく音楽ではなく中心に凝縮された音楽で、集中度が半端ない。とにかく一気にフォルテで3楽章まで駆け抜けてゆき自然フォルテッシモでトランペットが凱歌をあげ、緩むことなくインテンポで終演、盛大な拍手。これは悪い録音が却って良く働いているのかもしれないが、歴史的意味性を取り去ればパリ音楽院管弦楽団盤より迫真味のある「戦争交響曲」となっていると言える。
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