デュカス:舞踏詩「ラ・ペリ」

ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(DA)1957/4/6live 放送

貧弱なモノラル音だが情報量はあるので大音量で、できればリバーブかけて聴いてほしい。とくに冒頭聴き取れないだろうが極端な音量差が付いてくるのでご心配なく。表現も壮年期のミュンシュに全盛期のBSO、リヒャルト的な重い音響に半音階を駆使した楽曲へ、輪をかけてうねるような演出を加え、場面場面で明確に表情表現を変えながら、しかし一貫してぐいぐいと引っ張っていく。強引さをもって原曲バレエの同曲に純管弦楽曲としてのシンフォニックな纏まりを与えている。ワルツの表現などは調子の良い時のラ・ヴァルスの演奏を思い出させる、気を煽るものだ。同曲、長々しくもあるので最初と最後は少し飽きるが、音量の大きな部分ではとにかくミュンシュらしさ全開、「この人がリヒャルトやスクリャービンをやったら…?」と想像しながら胸が熱くなる(リヒャルト・シュトラウスについては今度非正規ライヴがまとめて廉価集成される)。同曲を好まない私のような向きはもう少し響きのフランス的なところを繊細にとらえてもらえないと単なる後期ロマン派作品として二度と聴かない可能性も高いのだけれど、とにかく中盤の思うがまま重厚なオケを操るさまには痺れた。それにしても最初にナレーションが入るのだが、オケの編成をえんえんと言うのは何か意味があるのだろうか。特殊楽器があるわけでもなし大編成であることを言いたいのか、時折そういう楽曲評を見かけることがあるが、それを見て何を読み取れというのかよくわからない。演奏するならともかく聴くだけなら管楽器の本数くらいわかれば十分だろうに。
AUTHOR: サンセバスチャン URL: DATE: 02/08/2017 10:13:40 Unknown
ミュンシュのRシュトラウス、正規録音は二曲しかありませんが、豪快にオーケストラを鳴らしていますね。いわゆるシュトラウス直系のライナーやセル、ベームよりずっと面白いと思ったのは私だけ?
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