ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」

ロスバウト指揮ケルン放送交響楽団他(ica)1952-55・CD

要素を全てリアルに刳り出し、音による構造物として楽曲を裸にする方法はまったく現代音楽の演り方だが、作品の前衛性を浮き彫りにする以前に作品の「ドビュッシーらしさ」の方が届いてきて、結果としてドビュッシーの野心作ではなく、ドビュッシーが自身の技術を出し切ったドビュッシー作品の精髄になっているところが面白い。ロスバウトは確実に抽象的志向が強い指揮者と思うが、これは幻想的表現をリアルな音に変えて調えたら、舞台上で跳ね回るダンサーが目に見えるような演奏になり、それは楽曲にひそむラテンの色彩を帯びた感情的なものになったという感じだ。オケは鍛えられておりしっかりしているが、さすがに手兵バーデンバーデンの放送オケのように自在にはいかない、しかしそこがライヴ感として迫力に変わっているのもメリット。モノラル。
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