ウォルトン:管弦楽のためのパルティータ

セル指揮ACO(orfeo)1958/8/8ザルツブルグ音楽祭live(モーツァルテウム)・CD

この日の演目は当時の現代音楽、ウォルトンにアイネムに、プロコフィエフ五番というオケには高負荷の、しかしとりわけ中欧的なコンセルトヘボウ管との演奏として、モノラルではあるが精緻な音での貴重な記録となっている。ウォルトンの苛烈なスコアリングを前にさすがに軋みを生じる箇所もあるが(アメリカのオケのように軽快にサッサと飛ばしていくわけにもいかない楽器の性向もあるだろう)、セルらしくテンポやリズムの乱れは許さず、木管や弦楽ソロの、英国やアメリカでは得られないような燻し銀の響きが娯楽的楽曲になかなか内容的重厚さを加えて、3楽章では総力戦で迫力のウォルトン節をぶちかましてくる。ブラス陣のソロもこのあたりでは聞かせどころをわきまえ素晴らしい技巧と音色を見せつけ、絡む弦楽も非常にノリ良くなり力強く協奏的な音楽の楽しさを伝えてゆく。ウォルトンは即物的演奏に限ると思わせるスピード感も良い。
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