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オネゲル:交響曲第2番

ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(RCA)1953/3/29・CD

モノラル末期の音源だが音質を置いても(私の盤は一箇所音飛びする、、)、集中度からも演奏精度からもミュンシュでは一番に推すべき録音だろう。塊となって突進する当時の解釈に従ってはいるが、アンサンブルへの配慮がしっかりしており、3楽章のポリリズム的なパセージなど、明確に決まっているのはこの録音だけではないか。ボストンの厳しい弦楽の音はフランスオケのものよりオネゲルの真に迫っていると感じるし、ミュンシュの「解釈」がしっかり伝わる見通しの良さがあって、それは晩年の演奏にみられる客観的に再構築されたオネゲル2番ではなく、当時の直球でありながらやりたかったことはこれなのだというものを耳までしっかり届かせている。暗闇から光明という構想において、当時のライヴ録音であれば2楽章と3楽章の間でカラーの違いを明確にしているが、この録音では3楽章に入っても中低音域での暗い闘争が持続し、それが律動の中で何かの形をなしていき、突破口を模索した2度目で強引にトランペットが凱歌を上げて入ってくる。ここではトランペットは総てを変えてしまい、弦楽はただの伴奏になる。当時はこれをやりたかったのか、わかりやすさを狙ったミュンシュ以外のプロデューサーなり技師の意図なのか、良くあるソリスト強調配慮なのか、とにかくミュンシュとしては強靭なのに正確な演奏の、最後に結局トランペットのメロディにすべてを持っていかせるという態度が明確になっている。
AUTHOR: サンセバスチャン URL: DATE: 02/19/2017 17:23:16 第三楽章
久しぶりに聴きました。tpは解釈というより、
ボストンの首席ヴォワザンを引き立てる配慮ではないかと思います。またパリでの録音と違うのは、パリ盤だと第三楽章は前半まだ闘争の過程であり、ボストン盤だと既に勝利が
確定しているように感じました。またカラヤンを聴いたらピッチが高いですね。
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低弦

ヴァイオリンの高音は高めに取るものなので、三楽章の次いでチェロからの動機提示を聴くと、テンポがやや落ち着くせいもあると思いますが、ミュンシュのほうが(二国のオケの録音を聴いても一貫して)やや低い感じはしますね。純正律の観点からはどうなんでしょう。調弦は一律なのでピッチに差は出なくても弦は指で左右できるので音によって変えることもできますし、和音の響き方も変わる、こういった理論的なところを突っ込んでいくと大変ですが、さすがお気づきになられたのは素晴らしいです、
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