ストラヴィンスキー:二重カノン(ラウル・デュフィ追悼)

シレジアン四重奏団(partridge)1992/4・CD

晩年作といっても50年代、ドデカフォニーを導入してウェーベルンにうかされたような極小作品を書き、そしてまたよく同年代ないし若年の芸術家の追悼作品を書いていたように感じる。これはフランス野獣派の画家で知られるラウール・デュフィ没後6年に書かれた、悲しげだが、まったく甘くない作品。この団体がまた全く甘くないのだが、それでも簡素な響きの中に仄かに宿る感傷を少し燻らせて、一分余りの曲にも何かしら重いものを残す。精緻というのとはまた違うような、色彩のあやなすデュフィの抽象画を思わせる、と書いたら安易だろうか。どうもこの作品にも、アイヴズのHymn(ラールゴ・カンタービレ)に通じるものがある気がする。
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