ミヨー:ブラジルのソーダード~ⅩⅡ.パイサンドゥ

ロン(P)(columbia/cascavelle)1935/5/10・CD

クローデルの秘書としてブラジルに逃れた時期、当地の音楽に強く影響されて書いた作品として有名で吹奏楽などでも演奏されるが、ミヨーのピアノ独奏曲はサティの音符の少ない簡潔な音楽の影響があるせいか、独特の孤独感や抽象的な雰囲気が出て良い。ブラジルの思い出、ブラジルの郷愁などと訳されることも多いが、各地方の名前を題名にもつ。これは終曲にあたる。タンゴのリズムにのって、でもブラジル的なラテンの明るさはなく、孤独な響きのステップが踏まれていくうちに、別の音楽によって断絶し交錯し、まさにミヨー独自の複調、というか複数の異なる雰囲気を持つ音楽との簡潔な邂逅をへて、ステップを止める。短い中にもミヨー、そしてミヨーのピアノ曲の一種「高潔さ」のあらわれた曲である。単なる翻案ではなくミヨーの作風にブラジルが取り込まれたのだ。ロンは難なく弾き通す。旅先のミヨーの孤独を適切な表現で示している。ロンは他にも録音があったのではないか。
AUTHOR: サンセバスチャン URL: DATE: 02/26/2017 23:29:37 クローデル
ポール クローデルですね。火刑台上のジャンヌ の作者、彫刻家カミーユの弟、関東大震災を体験したフランス大使でした。
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