ドビュッシー:三つの交響的エスキース「海」

マルケヴィッチ指揮ベルリン・シュターツカペレ(meloclassic)1970/2/13live・CD

いきなり高速インテンポからのポルタメントかけさせまくり、粘らないのに濃い、オケの響きの特質もあるだろうがマルケがフランスに縁がありながらもロシアの流れを汲んでいるのがわかる。いわばトスカニーニにスヴェトラーノフが憑依したような表現だ(なんだそれは)。独特の起伏の付け方で、高速インテンポは長続きはせず、二楽章は二楽章で立体的な聴こえ方を目し工夫を加える。また三楽章では内声部を顕にし構造的な面白みをえぐるなど様々な工夫を凝らしている(ここまで必死で耐えてきたオケの一部がトチるのはご愛嬌)。ダイナミックで大袈裟、でもテンポを変に細かくいじらず、オケ特有の重量感を活かした純音楽的交響詩として色彩的にもどぎついくらいしっかり音楽にしていく。スピードは落ちずラッパも指示通り吹いてます的な表現だが総体の迫力は物凄い。拍手はカット、音も70年代にしては篭り気味だが、この独特の海を聴きたいならどうぞ。ドイツの海は厳しく荒れる。
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