ディーリアス:春一番のかっこうを聞きながら

ビーチャム指揮ロイヤル・フィル(columbia/somm) 1927/12/19・CD

作曲家存命中の演奏であり、20年代はまだホールに臨席していた記録があるから聴いていた可能性がある。しかし時代が時代。もともと旋律的ではあるのだが明瞭に描きすぎて、林に残るかっこうの声とのコントラストが際立たない。耳優しくもはっきりとした鳥の歌を、厚い和音で埋め尽くすディーリアス全盛期の作品、ビーチャムの芸風は一貫して速くしっかり、だが情緒の必要な部分は慈しむようなフレージングで作曲家以上に曲を知り尽くした様、だが録音がこうなので参考に、というくらいか。オケはさすがのロイヤル・フィルではあるが音色の明るく輝かしいところは聴き取れず他のオケと技術面以外のメリットは無いように聴こえる。そっとやってくる春を味わうには晩年の優秀な録音を取るべきだろう。
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