ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲

○メルケル(Vn)デゾルミエール指揮ラムルー管弦楽団(DUTTON/HMV)1948/12/28,30・CD

なぜか同じCDに納められているもっと昔の自作自演より録音が心もとないが、現代曲の推進者としても知られたデゾの伴奏による如何にもヒンデミットな作品である。・・・というのは、ヒンデミットであることは確かなのだが、ヒンデミットの全作品中で特徴的な作品かといえば、びみょう、ということである。ただこのての曲を新しい録音で聴くと非常につまらなく感じたりするものだが、何故だか同時代の古い録音で聴くと「しっくりくる」。これは時代性というか、この曲がどういう時代で生きてくる曲なのか、という演奏様式的なところに帰結するにしても、なんだかよくわからん非論理的な世界での感傷はある。ラムルーなので擬古典的なフレーズなど六人組の新古典作品を思わせるキッチュな感じもする。少なくとも木管は非常にうまい。
AUTHOR: 田豊 URL: DATE: 12/08/2006 00:01:03 デゾルミエール
リヒテルの日記に最も尊敬する指揮者としてあげられる(親しいのはクライバーのようでしたが)デゾルミエール、メルクルですか・・・
これ新譜ですか?
すぐ検索かけます。
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