ブルックナー:ミサ曲第1番

アドラー指揮VSO&合唱団他(CRV:CD-R/SPA)1957・LP

アメリカ人でいながらマーラーの最後の使徒として、あるいは知られざる前・同時代音楽の紹介者として(SPAレーベルでは「VPO」と偽りVSOとの演奏を出すアメリカらしいやり方もとってはいたが)ブルックナーにおいても一家言ある指揮者による演奏。CRVは交響曲第1番も復刻した(unicorn原盤となっている)。ことのほかそつがなく、押しの強さもなくブルックナーらしさ(ロマン派的な表現)も強調せず、いかにも宗教曲の雰囲気を保っているのが特筆できる。良く言えば楽曲に変な解釈を盛り込まず、その楽曲の録音自体の希少性(マーラーなどはもはや希少とも言えない時期かもしれないがストラヴィンスキーの初期交響曲などはまさにそうだろう)をかんがみたうえで、当時としては率直に録音したことが同曲ではプラスに働いている。ブルックナー好きにアピールするというよりブルックナーにことさらの印象を持たない向きに勧められる演奏だろう。CRVは単なる板起こし。SPAの数少ない録音を、既に有名であったマーラー6番など除いては全部起こしたのではないか。
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