ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第二組曲

ミュンシュ指揮フィラデルフィア管弦楽団(PO)1963/3/7live放送・CD

フィラデルフィア管弦楽団自主制作ボックス所収の音源はいずれも音質に問題がある。立派な箱に装丁なのだが私のボックスには不良盤すらあった。この音源も最初は篭っていて木管が聴き取れず同曲の始まりとしては首を傾げざるを得ないバランスの悪さで、ラスト近くでもノイジーになる。いずれ音像が古ぼけてフィラデルフィア管ならではの色は感じ難い。ただ、一、二楽章の陶酔的なテンポは一聴に値する。ミュンシュの千両役者ぶりが発揮され、音楽は流れのままに極端に伸縮し自己陶酔の極みである。そこを綺麗にやってのけているのはこのオケの技量を窺い知れるところだろう。録音状態が良くないので音色の魅力には言及しづらいが後半は木管の太く明確なフィンガリングが聴き取れ、音楽を盛り立てている。肝心の弦はどうもやっぱり明確に立ってこない、これも録音のせいか。大ブラヴォの終演で、テンポと音量変化だけでも確かにミュンシュの良いところが出まくっているのはわかるので、聴かず遠ざけるには惜しい音源ではある。
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