スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ホルスト:組曲「惑星」

ストコフスキ指揮ロス・フィル他(EMI/Capitol)?1956・CD

数々の一流オケを相手にしてきたストコだけあってこの外様相手だと相対的にオケの音が痩せて迫力不足にきこえ(1956年のステレオ録音だからと言って20年余の実験をへて、2年前に世界初の商業録音として満を持してレコード発売、直後驚いた各社競ってステレオに取り組むなか3トラック録音により、原音そのもの(僅かなノイズや曇り、レンジの広さ)を除けばほぼ現在の録音と遜色ない記録となっている。そこに原因は求められない)、カラヤンもやっているような(ストコフスキー・クレッシェンドや打楽器増強とか休符無視とか独特ではあるが)一部スペクタクル的改変を除き、むしろ音符を切り詰め即物的に演奏しており、そのくせテンポは標準的というかほぼ速めのインテンポで揺れず、なぜか響きは重心が低くドイツ的な純音楽志向すら感じさせ、バランスは良いが期待する以上のものは、デモーニッシュな天王星以外恐らく得られない。思い入れなくスコアに少し手を入れたものを再現させたような演奏だ。音色に魅力がないのは厳しい。LAフィル特有の映画音楽的な艶や雑味もなく個性的ではない。巨視的なドラマを作らず小技を除けば平板で、迫力でいえばストコフスキ自身のスタイルが押せ押せだった古いNBCライヴを取る人がいてもおかしくはない。このあと同曲の録音を残さなかったのはイギリスの作曲家と近しかったストコにしては不思議でもあり、セッション録音には何かしらレコード会社側の事情が絡んでいたとしても、ライヴ記録すらないのはボールトなのかカラヤンなのか、力ある指揮者に道を譲ったのか。といっても普通に楽しめるし、普通に聴くのに問題はない。さすがに60年以上前のステレオ録音なので最新のライヴを生で聴くのとは違うが。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

岡林リョウ

Author:岡林リョウ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
リンク
カテゴリ
TAG

ストコフスキ 四重奏団 フィテルベルク ミュンシュ トスカニーニ コンドラシン バルビローリ 作曲家 モントゥ アンセルメ 作曲家演奏 ブール エネスコ ガウク ミトロプーロス ロスバウト サージェント オイストラフ フランセ ワイエンベルク ORTF アンゲルブレシュト サモスード デゾルミエール イワーノフ ゴロワノフ ムラヴィンスキー ピエロ・コッポラ モイセイヴィチ ベーム セル クーベリック カルミレッリ シュヒター バーンスタイン ビーチャム パシャーエフ ツィピーヌ アルベール・ヴォルフ パレー ウォレンスタイン アラール オーマンディ サモンズ 山田一雄 ロストロポーヴィチ シェルヘン モートン・グールド ギレー モイーズ 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。