ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

マルコ指揮デンマーク国営放送管弦楽団(danacord他)CD

古いSP録音だがデンマークでの記録としては著名なものである。マルコはショスタコーヴィチの1番初演でもわかる通りロシアの指揮者としては古い世代に属し、教師としての名のほうが著名だったせいか演奏のほうも「教師的」でオーソドックスなきらいはあるものの、この演奏のように「必要十分な迫力」をしっかり描き出した佳演もある。3楽章中間部の舞踏リズムなど、客観性の勝りがちなニコライ・マルコにしてはよく煽っている。海外活動ではデンマークとイギリスでのセッション録音のみよく知られ、その多く(はない)がLP以前のノイジーなものなので、灰汁の強くないスタイルなだけに「大人な」本質の伝わりづらいところからだろう、この盤も発売直後より中古CD二枚組で500円レベルを維持しているし、Amazonデジタル配信では最安値ランク、300円ほどである。ただ、ロシア指揮者の伝統といっていいだろう細部の統制のアバウトさを除けば、あとノイズを除けばけして悪い演奏ではなく、個人的には楽しめた。ライヴに突然凄い演奏のある(稀)指揮者なだけに、侮れないところである。4楽章も変な改変なく満足して聴き終われる。悪くはないのだ。
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