プロコフィエフ:交響曲第7番「青春」

マルコ指揮フィルハーモニア管弦楽団(EMI)CD

素直な楽想を簡潔に構造的にまとめた最晩年作でニコライ・マルコは大御所に遅れはとったものの良く演目に取り上げていた。ライヴほどの力感はなく、新即物主義的だが楽譜の要求のままに率直に、より効果的に迫力を増して雄渾に、またオケのニュートラルで技巧派的な面をプラスに活かしセッション録音にしては気を煽るスピードと溌剌とした表現をものにしている。反面予想どおりというところでこれを聴くときのコンディションによって全く耳に残らないこともあるのだが、じっくり聴くと、これこそ「青春」だなあ、と思う。オーマンディより音が良いし、より初心者向けかもしれない。暗さが無いのが物足りない向きもあるか。陰影が人工的なところはすこしある。それはオケの音色のせいもあるだろう。四楽章の迫力はなかなか。一本調子感もなきにしもあらずだが所々戦闘性が凄い。ラストは流れ上当然ながら派手な版による。ステレオ録音も最新ではないが時代なりにクリア。
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