ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三つの楽章~Ⅰ.ロシアの踊り

ホロヴィッツ(P)(EMI/naxos)1932/11/11ロンドンアビーロード第三スタジオ・CD

最古最速のセッション録音、とは言われるが、時代なりの「演奏精度」でありメカニカルな意味で完璧というわけではない。志向しているのは作曲意図通りの抒情を排した演奏で、楽曲からも根本となる旋律や響きを除けば意図的に排除されているが、この曲集の売りである冒頭いきなりの打楽器奏法、過剰な音の重なりにリズムや和音の交錯、そのいずれの強打っぷり、正確さを捉えるには古すぎる録音であり、盤面状態や復刻にも左右されるレベルで、正直わからない。ダイナミックな動きを正確に、リズムリズムの骨音楽ではあるから、それが切れていることもわかるので、技術はこの時代では確かで新しいタイプだったのだろう。後年の繊細な配慮の行き届いた演奏ぶり、わりと細い音で綺麗に厳しく聞かせるホロヴィッツの片鱗はみえるが曲には合っていない。ホロヴィッツをこと更に持ち上げる必要はない…難しいところではしっかりテンポを落として整えてもいる。ホロヴィッツ自身は同曲を好まなかったというがさもありなん。
AUTHOR: サンセバスチャン URL: DATE: 06/23/2017 00:09:32 復刻の問題か
EMI録音はリストのソナタとかCD一枚しか持っていませんが、もともとそうだったのか、こじんまりして聴こえます。ルービンシュタインの自伝に友人が、凄いレコードが出たと言って、ホロヴィッツのラフマニノフ三番をかけたという話しが載っていました。
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最晩年はともかく

晩年の古典派(スカルラッティあたりでしたか)の録音が鋭敏で細部までどこにも隙のない演奏で素晴らしかった覚えがあります。展覧会の絵のような大曲は早くにもう対応できなくなっていたのかもしれないと思ったりもします。
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