ラヴェル:ラ・ヴァルス

ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(RCA)CD

何といっても正規セッション録音を先ずは聴くべきだろう、戦後ミュンシュのラヴェルは。この曲はたくさんライヴ録音がのこっているがすくなくともBSOとのセッションは必ずコンサートで披露してからの周到なもので、妙な破天荒さを求めなければ、そのライヴより劣っていることはけっしてない。この演奏もボストン交響楽団のパワー、あけっぴろげに轟かせる響きを存分に聴かせるよう録音されており、こんな音を出すオケなんだという見本で、ラストへ向かっての畳み掛けもミュンシュはテンポを揺らさず真っ直ぐに圧をかけていく、オケはそれを忠実に、明確にはっきり打ち出してくる。軋みも生じようものだがセッションではギリギリの線でぶつけてくる。ワルツの愉しみなどといった生温いものはない。破滅へと向かうデモーニッシュな舞踏を、ミュンシュのもとに叩きつけてくる。これを軸に興味があれば、いろいろ聴いていくと幅は広がって行くだろう。
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