ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番(ピアノとトランペットのための協奏曲)

ベルグマン(P)ロスバウト指揮バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団(forgottenrecords)1956/7/23live放送

何でも振ってしまうなあというロスバウトで、ショスタコのシニカルな雰囲気をかもす薄い書法、スピーディで軽い協奏曲の雰囲気を重要視せずウィリアムテルからの剽窃すら抽象化してしまい、色彩感を排した音の饗宴、古典的なピアノ協奏曲として(トランぺッターもクレジットされているものの)重量感を持たせビッチリ、オケを統制して聞かせてくる。ロスバウドはあくまで職人的にきっちり仕立てたふうで曲にはあまり思い入れはなさそうだが(聴かせどころを作るようなことはせずスコアの再現に専念する)、旋律より構造に力点を置いた特徴的な演奏といえる。オケは指揮者のきびきびした指導のもとに、トランペットソロを含め全く危なげなく極めて明瞭にやっているが、ノイジーでかなり擦れた録音で、さらにバランス的にオケが引っ込んでいるため、細部はわからない。ソリストは技巧的で安定しているが殊更に特徴はない。あきれるほど巧いトランペットがかえって小粒感を煽ってしまう不思議。
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