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ミヨー:交響曲第4番

アドラー指揮VSO(SPA/forgottenrecords)1954

フランス二月革命百周年委属作で、ミヨーの大交響曲としては最高傑作として良いのではないか。古典的には自作自演しかなかった同曲にこのセッション録音が復刻された意味は大きく、ウィーンのチャールズ・アドラー(アメリカ人)の現代音楽LPレーベルSPAより一度きりしか発売されず、frはそれを単に板起こししたにすぎないとしても、手に入りやすい形となったわけで、貴重な記録としてもっと聞かれて良い録音だと思う。合唱を取り入れたり迷走した後のミヨーの以降委託交響曲(ほとんどの大交響曲は委託によるもので後期は交響曲の名すら外してしまう)のフォーマットとなった作品でもある。型式的にはいずれも完全に四楽章制の古風な佇まいを堅持し管弦楽のみによる。一楽章は行進曲風の進行の中に革命歌の旋律を取り入れ、そこに複調性をうまく融合させたものとして極めて取り付きやすい。4つの楽章には「蜂起」「共和国の犠牲者たちへ」「自由の回復の静かな喜び」「1948年の記念」という表題がつき、その通りの内容であるうえ、交響曲としての形式にもぴたりと当てはまり、内容を意識しなくともカタルシスの得やすい全曲構成。マーラー最後の弟子アドラーの指揮はそれほど強い印象を与えはしないが、癖のあるオケを使いながら純度の高い音でローカル色を排し、このいかにもフランス的な交響曲を戦闘的に、偉大に、力強く聞かせにかかっており、キッパリしすぎた終わり方でありながらも、しっかり大曲を聴いた感をのこす。モノラルなのは惜しい。
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