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ワグナー:ニュールンベルクのマイスタージンガー~一幕への前奏曲

トスカニーニ指揮NBC交響楽団(放送)1939/1/7live

ナチが士気高揚のため工場でフルヴェンに振らせようとこの曲の価値は些かも揺るがない。全曲はしんどいが祝祭的な内容が凝縮されたこの序曲は全曲中もっとも価値が高い。作曲家自身が何を言ってですら音楽の構造物としての堅牢な美観はいささかも傷つけられない。そして旋律と構造にはそれでも可塑性がありいろいろなタイプの演奏が可能なところが、また名曲たるゆえんである。トスカニーニは音の強弱や密度変化は「劇的」ではあるが、緩徐主題などカンタービレっぷりを聴き取れる、それでもインテンポではないがスピードで押し切るこれはもはやスポーツであり、スピードスポーツであり、軽いと言われても筋肉質なので楽器の発音のキレが悉く厳しく短く、木管の隅まで前のめりのリズム感をそこなうことなく同化しようと必死である。対位法が駆使される場面、この極めて悪い音であっても各声部の交錯し組み合うさまがはっきり聴こえ、きわめて立体的で、変に旋律や合奏力で盛り上げるより圧倒的な印象をのこす。キッパリ終わるが、これが軽く聴こえるのはたんに録音のせいだろう。客席の反応はまあまあ良い。
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