ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

ジャニス(P)ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(forgottenrecords)1957/12/27live放送

何度も聞きたくなる録音にはもうほとんど出くわさない。これは非常に珍しいケースだ。力強く大きな流れを作って、技術力ではなく、ラフマニノフの音楽の包含する最も良質なロマン性というものを楽団とともに作り上げていくジャニス/ミュンシュの音楽性にいたく感銘を受けた。悪いモノラル録音で1回性のコンサート記録だから演奏精度も細かい部分はわからないが、十分に腕は動き指はまわり音響的にもともと分厚すぎる部分はノイジーに感じるところはあるがほとんど細部のニュアンスに至るまで神経が行き届いてそれをちゃんと音にしている。技巧の継ぎ接ぎではなく技巧を承前として、必要な動きや流れを取り出し聞かせていくからわかりやすい。もちろん音を減らしてごまかすようなことはない。若いならではの演奏でもあるがブラヴォが普通なのが不思議なくらい、響いてきたのはピアノがしっかり前で捉えられかつオケもちゃんと聞こえてくる程度にはバランス良い録音のせいかもしれない。瞬間的にステレオになるのは??
AUTHOR: サンセバスチャン URL: DATE: 06/29/2017 21:57:11 スタジオ録音二種
ジャニスは、この協奏曲を頻繁に弾いていたようです。ヨアヒム カイザーの20世紀の名ピアニストという本で、古代の神殿跡で演奏したら砂嵐で音が聴こえなかったと書いてありました。彼はRCAにミュンシュとマーキュリーにドラティと録音しましたが、マーキュリー盤を評価する人が結構いますが、私は同意できません。マーキュリーの録音にリストの協奏曲がありますが、同じスタッフが録音したリヒテルに遠く及びませんでした。ミュンシュのオーケストラを鳴らし切った指揮は素晴らしいと思います。
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Re:ホロヴィッツの弟子

アメリカのピアニストはやたらとコンサートで協奏曲をやらされるから即物スタイルになるのかなあ、とも思っていましたが、ホロヴィッツ譲りと言われてみれば柔らかくニュアンスを作るのは他のアメリカ人ピアニストとは違うかもしれないですね。

ギレリスとオーマンディ

ギレリスとオーマンディの66年ライヴをつまみ聴きしてみましたが、これは凄かった。ホロヴィッツとオーマンディの技巧をつくした演奏よりさらに直接的な盛り上がりがあり、猛烈なブラヴォーが飛び交っていました。

Re:ギレリスとオーマンディ

ギレリスですか、最近聴いてません。ラフマニノフの3番自体もあまり聴かないので何とも言えないですが、全盛期であればすごい弾きっぷりでしょうね。。
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