ラヴェル:弦楽四重奏曲

パスカル四重奏団(forgottenrecords)1956/11/24live放送

エアチェックだろう、途中混信のような喋り声の入る音源。同じ盤のシベリウスも冒頭から混信が入る。しかしこのラヴェルはいい。パスカルは落ち着いたテンポであるがオールドスタイルのフレージングや解釈を施して、ラヴェルの感傷性をよく引き出して聴かせてくる。楽団のアンサンブルも安定して音色も表現も調和し、ライヴなのに乱れない。熱気が出ないのに感情的、なおかつ終楽章の五拍子リズムを非常に正確に取っているところに象徴されるように、情に流された演奏ではないところが凄い。低音が少し無個性で弱い部分もあるが、ファーストが音色の魅力で持っていってくれるのでそれを支える役目でいるところは違和感はない。これは録音の問題がなければ勧められた。
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