シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

フェラス(Vn)フレイタス・ブランコ指揮ポルトガル国立交響楽団(SLS)1957/11/16リスボンlive

骨太の音でグイグイと引っ張ってゆく、ヴァイオリン弾きになりたかったシベリウスが独特の技巧的フレーズを縦横無尽に散りばめたなかから、いわゆる北欧的なひびきやロマンチシズムをしっかり引き出して、ドイツ的な力強さをもった音楽に仕立てている。録音は悪いがフェラスの素晴らしい腕前は、もちろん現代においては精緻に細かい音符の全てを音にしないと許さないひともいるかもしれないがロマン派音楽にそれはあまり意味のないこと、要所要所、音楽の流れをとにかく重視して、そこにあらわれる大きな起伏をカッコよく、ギリギリと破音のしそうな弓圧をかけながら、二楽章ですらダイナミックに感じさせる演奏ぶりで圧倒する。対してブランコは固く、慣れていないことがバレバレで、この人の雑味のみ残ってしまう感もあるがもうオケはこのくらい四角四面で十分なのかもしれない。ブラヴォ終演。
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