ブラームス:交響曲第1番

トスカニーニ指揮NBC交響楽団(guild他)1937/12/25liveクリスマスコンサート(NBC響デビューコンサート、CD記載上スタジオ演奏?)・CD

さすがに30年代の放送録音なのでレストア復刻にも限界があり、もともとあまり手を加えないギルドの音では不安定でノイジーできついところもあるが、こんなものだろう。演奏はまだ壮年期の意思的なトスカニーニがのこっていたのだろうという感じ。最初からメンゲルベルク的な解釈というか、けっこう細かく揺れるし、弦にはポルタメントが聴こえる。そこは驚きしかない。しかしあくまで力強く太筆描きで、楽章が進むと後年までブレないトスカニーニらしさがグイグイと聴くものを引っ張ってゆく。曲構成上中間楽章は穏やかでソリスティックなフレーズが散在するトスカニーニ向きではないものなので置いておいて(ソリストは上手い)四楽章は偉大とまではいかないがトスカニーニにしては振幅大きく、録音のせいで残念ながら今ひとつ盛り上がりきれないところはあるが、強引に最後まで持っていかれる。カンタービレの感じられる演奏であるのにいかんせんSPの面によって音質が変わったり響きが薄かったり、そこはまあ、後の有名録音を聴けば十分だろう。ブラヴォが遅れて飛ぶ。
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