ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

デュ・プレ(Vc)バレンボイム指揮ロンドン交響楽団(SLS)1968/9/2ロイヤルアルバートホールlive

驚いた、これは良い買い物だった。バレンボイムとのエルガー、ドヴォルザークの組み合わせで、SLSなので音は悪い。だがとにかくこの二人の相性が当たり前だがピッタリで、オケとソリストの融合具合がまず素晴らしいし、現代的な「格調高い」客観性に、悠々としたテンポをとっているが、それはデュプレに朗々と歌わせるためであり、美しいボウイングや細かなヴィヴラートからは威厳に加え色気が醸し出される。これは例えばロストロ先生のような完璧主義からは出てこない音だ。じっさい一楽章終盤細かな音符がごちゃっと壊れたり三楽章前半高音が取れず音程が狂ったり、完成度を犠牲にしている部分もあるが、完成度などはそれ専門の人の演奏を聴けば良い。この人にしか出せない音、弾けない旋律、実直なようで自在な揺らぎ、それらはデュ・プレをデュ・プレたらしめる、唯一無二のものである。くれぐれも録音は悪いが、盛大な拍手からもこの二人と素晴らしい機能性を発揮したオケがかなりの感動をもたらしたことは想像にかたくない。SLSはなかなか当たりが無いが、これは買いだった。既出だったらすいません。
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