ドビュッシー:哀歌(エレジー)

青柳いづみこ(P)(camerata)2012/6/21・CD

YouTubeに自筆譜対照の動画があるのでいっそうわかりやすい。逆に何もないと、何かの断章かのようにいつのまにか始まり終わる不可思議なものとなる。最晩年の作品共通の内省的な趣を持ち、中でもいかにも最晩年らしい「切れ切れの」雰囲気を持つがゆえに有名である。僅か21小節だが、苦しみの中にあるはずのドビュッシーの自筆譜は変わらず極めて端正で読譜の容易なものだ。従って「断章」ではないのだ。1915年の終わり第一次大戦の慈善活動の一環として作曲された。直前に手術を受けている。それが影響しているという人が多いが、ドビュッシーくらいになると複雑で、果たしてどうなのかわからない。旋法的でメロディもあり取り立てて不協和音がどうとかいうところはないが、何かの欠片を掴んで音符にしたのだろう。それゆえ演奏もわりと幅があるように思う。ここではかなり明確に見通しよく、少ない音符を少ないようにしっかり演奏している。夢幻の気配はすくない。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

岡林リョウ

Author:岡林リョウ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
リンク
カテゴリ
TAG

ストコフスキ 四重奏団 フィテルベルク ミュンシュ トスカニーニ コンドラシン バルビローリ 作曲家 モントゥ アンセルメ 作曲家演奏 ブール エネスコ ガウク ミトロプーロス ロスバウト サージェント オイストラフ フランセ ワイエンベルク ORTF アンゲルブレシュト サモスード デゾルミエール イワーノフ ゴロワノフ ムラヴィンスキー ピエロ・コッポラ モイセイヴィチ ベーム セル クーベリック カルミレッリ シュヒター バーンスタイン ビーチャム パシャーエフ ツィピーヌ アルベール・ヴォルフ パレー ウォレンスタイン アラール オーマンディ サモンズ 山田一雄 ロストロポーヴィチ シェルヘン モートン・グールド ギレー モイーズ 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード