ヴィラ・ロボス:アマゾナス

フレイタス・ブランコ指揮トゥールーズ・コンサート協会管弦楽団(forgotten records)1952/3/6live放送

ファリャのようにカラッとした始まりから混沌としたアイヴズのような世界が明確に春の祭典の影響下にケバケバしく展開されてゆく。この現代的な色彩にあふれるラテン音楽はブランコの独断場とも言える。交響詩というか音詩に近い印象派音楽で、メロディやリズムに特徴的な民族性が表れるのはかなり後の方。断続的なリズム、ノイジーな細かい音の堆積の方に耳がいってしまうが、これはそういう音楽なのだろう。このあとにドビュッシーが演奏されるのも道理。この前はファリャのスペインの庭の夜(タリアフェロ)だから一貫していると言えなくもない。やがてオネゲルの突進する汽車のような直線的な音楽に収斂していくが、簡潔に磨かれるオネゲルとは違い拡散的でノイジーな音響は、南方的で拡散的なミヨーよりもさらに現代的。どうもブランコのせいか、ピッコロやスネアがアイヴズのクラスター音楽のそれにとても似て聴こえる。破天荒さは娯楽的には正しいが、精度を大事にするとまた変わると思う。何か描写的な意味を持って落ちて終わる。拍手は普通。録音は悪い。
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