ラヴェル:道化師の朝の歌

フレイタス・ブランコ指揮シャンゼリゼ劇場管弦楽団(EMI他)CD

数少ない正規録音の中でも作曲家縁のラヴェル集の中の一曲。ライヴ同様ハデハデ、リズムは気まぐれ感がある。ひとつひとつの音にニュアンスは籠めないけれども音の堆積には色彩味が溢れ、自由に力強い。まっすぐに力強いミュンシュとは違う。オケにメリットのある録音にもかかわらず独特の引き締めの緩さがあり、そのあたりモノラルであることとも相まって余り取りざたされなくなったのだろうか、しかしこの人の演奏はつまらないということがない。現代の理知的で精緻な演奏を求めるならそもそもモノラル時代のものには手を出すべきじゃないが、ピリオドうんぬん言うならラヴェルが聴いていた音を聞くべきであり、このポルトガルの指揮者のとくに適性を示した南欧的な楽天性をもつ同曲を、当時の劇場でナマで聞くように楽しんでもいいのではないか。
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