シベリウス:交響曲第7番

ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(SLS)1957/10/4live

モノラルで音も状態も悪いが演奏はミュンシュらしい力強いもので聴き応えがある。ミュンシュはシベリウスをあまりやらなかったがこれは共感をもってやっているように思える。オケをうねるようにドライヴし、細部まで攻撃的な発声を徹底し前のめりの姿勢でシベリウスの男らしい一面を非常にはっきり抉り出している。一寸聴きわからないマニアックな仕掛けを施す後期シベリウスだが、プロが普通にやればその効果的な書法をもって何もしなくても盛り上げることは可能だ。ミュンシュはシベリウスの引いた部分の美しさより、押している部分の説得力により真価をひたすら問うてくる。ラストのコーダ的な部分を含む「長大なディミヌエンド」はフランス物でみせる余韻のある響きから再び大きな山を作っている。これは構成的によくわからない印象をあたえ、好悪分かつかもしれない。聴衆反応は今ひとつだが、少なくともミュンシュはのっている。無茶苦茶歌っている。既出盤と同じ可能性はあるがデータはことなる。併録のマーラー10-1はMEMORIES、プロコフィエフ7はDAと同じ音源。後者録音はシベリウスより良くない。
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